SEIKO ワールドタイム
記念すべきファーストモデルです。
1964年、東京オリンピックを記念して発売されたこちらのモデル。
リューズで回転ベゼルを操作する事により、世界の主要都市の現在時刻が一目で確認出来ます。
少し見えにくいですが、絹目の文字盤も上品で、その上品さとは反対に、むき出しのデカリューズに武骨さを感じます。
裏蓋の中央には聖火のマークが刻印されていますが、かなり薄くなっております。
光に反射さながら見ると、なんとなく見えてきます。
そして・・・
ワールドタイム名物、裏蓋にはクラックが入っております(汗)
これは・・・仕方ないです。
パッキンの厚みに対して、裏蓋の厚みが足りないのです。
厚みのあるパッキンを、裏蓋でグ~っと押さえつける事によって、防水性を確保すると言う事かと思いますが、その分裏蓋にかかる負担も非常に大きく、力の逃げ場が無くなる結果、ピキっと割れてしまうのです。
実際、2ndモデル以降は、スクリューバックに変更されています。
使用には影響ありませんし、食いつきが弱くなり、裏蓋が外れたりする事もありません。
かえって亀裂が入る事によって、裏蓋にかかる負担が軽減されます。
あとは、お客様の受け取り次第にはなりますが、個人的には使用に問題が無ければ良いかなとは思っています。
と、言うわけで、裏蓋に関しては好みの分かれる状態ですが、文字盤、ベゼル共に目立つ劣化無くキレイです。
点検完了後、UPする予定です。
どうぞお楽しみに!
以上、Mでした。
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