SEIKOを代表する手巻きモデル マーベルが入荷致しました。
戦後の国産腕時計作りにおいて実用性を伴う水準の高い初めてのモデルがこのマーベルとも言われています。
セイコーだけで見てもその後のクラウン、グランドセイコーへとつなぐ非常に重要な1本です。
文字盤のSマークは50年代セイコーの特徴の一つで、小ぶりで丸みのあるケースもよりクラシックな印象です。
マーベルに限らずこの年代の国産時計はほとんどが非防水ケースでありますが、一部スクリューバック式のケースも生産されていました。
それがこちらのダストプルーフケースです。
裏蓋にもダストプルーフの刻印が見られます。
防水では無く防塵というところにこのケースの性能がイメージできますが、スナップバックのケースと比べてもこちらの方が気密性は高く、裏蓋にパッキンがあるのも少し安心感はあります。
横から見ると、非防水のケースと比べてミドルケースにボリュームがあり、少しスポーティーな印象です。(と言っても全然クラシックですが)
薄手のケースが多いマーベルにおいて、ボリュームのあるダストプルーフケースは装着するとより立体感を感じます。
自然な風合いの文字盤も味わい深さがありますね。
暑い夏がようやく峠を越えてこれから腕時計がますます活躍する季節に入ります。
メンテナンス性も高く、全世代にオススメの1本です。
是非ご検討下さいませ。
以上、Mでした。