SEIKOクロノス防水

 

SEIKOクロノスはクラウン、マーベルと並ぶ手巻きの代表作です。

 

後にキングセイコーのベースムーブメントにも採用されています。

 

こちらは初期の防水ケースで、クサビインデックスを組み合わせた文字盤は前期型の特徴です。

 

数の少ない貴重な黒文字盤で、針と文字盤の夜光の風合いもバランスが取れています。

 

 

 

裏蓋の中央には防水時計の証でもあるタツノオトシゴが刻印されています。

 

こちらも前期と後期で大きさに違いがあり、前期型の方が大きめです。

 

刻印は少し薄くなっておりますが、現物は画像以上にはっきりとしています。

 

 

 

一番の特徴はケースの構造です。

 

通常、スクリューバック式の裏蓋は裏蓋自体にネジが切っており、裏蓋を回しながら閉めていきますが、こちらは裏蓋とネジのリングが分かれています。

 

先に裏蓋を付けて、後からリングで閉める事によりパッキンのねじれを防ぎ、均等に圧力をかける事が出来ます。

 

個人的にはとても良い構造だとは思うのですが、コスト的な問題なのかこの構造はあまり長くは続きませんでした。

 

何気に手巻きで23石も贅沢な仕様です。

 

 

 

深みのある黒文字盤は大人の渋さがあり、季節によってはNATOベルトに付け替えて軍用時計っぽくアレンジしてもカッコイイと思います。

 

是非ご検討下さいませ。

 

以上、Mでした。