いつもありがとうございます。

 

第18回目はハミルトン パイピングロックヤンキースです。

 

 

パイピングロックは第9回で取り上げておりますが・・・と言いたいところですが、今回は同じパイピングロックヤンキースでも仕様の異なるバージョンになります。

 

まずパイピングロックヤンキースについてご紹介いたします。

 

パイピングロックヤンキースは90年代に復刻品として発売されたモデルです。

 

この時計は1928年にニューヨークヤンキースがワールドシリーズ制覇を記念してハミルトンから選手達に贈られた時計としても有名です。

 

裏蓋には記念の刻印もあります。

 

フルローマンのベゼルはアメリカ時計ならではの優雅な雰囲気を纏い、ドレスウオッチとしても非常に完成された時計です。

 

 では次から比較してみます。

 

 

過去に販売した時計の画像を引っ張り出してきました。

 

こちらの方が一般的なパイピングロックです。(と、言ってもこちらも最近見かけませんが・・・)

 

少し見えにくいのですが、品番や仕様は全て裏蓋に刻印されています。

 

ケースはメッキです。

 

 

 

続きまして今回入荷したバージョン。

 

こちらは裏蓋には仕様の刻印は無く、ケース側に刻印されています。

 

18Kメッキでよりコストをかけた印象です。

 

 

 

続いてベゼルです。

 

パイピングロックにはベゼルの上にプレートが貼り付けられていますが、定番バージョンはこのプレートに肉厚があり、ベゼルよりも盛り上がっています。

 

 

 

こちらも同じような雰囲気ですが、ベゼルに対してほぼ面一で、スッキリとしています。

 

また、風防もガラスではなくアクリルです。

 

 

 

横から見るとこんな感じ。

 

丸みのあるドーム型の風防が付いています。

 

元の風防はもう少しフラットな感じだったと思うので、おそらく交換されているとは思うのですが、むしろこちらの方がオリジナルモデルにより近くて合っているように思います。

 

 

 

ぱっと見た感じでは分からないくらいに細かな変化ですが、そこがある意味満足感に繋がっていくとも言えます。

 

小ぶりなサイズ感も今の気分で、ドレスウォッチをお探しの方にもオススメです。

 

それではまた次回。